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夢の話〜その弐

 

 

空中を飛ぶ夢もよく見ます。

拙著にも書いたように、宇宙の果てまでワープして引き上げられるときもありますが、最近よく見るのは、空を自由に飛び回っている夢です。これは、この期に及んでなお目立ちたいとか自由になりたいといった願望の表れ、なのでしょうか。

 

先日見たのは、6000Mくらいの高さまで飛んだあと、300Mくらいまで降下して、あたりの景色を眺めているのですが、眼下に広がる山々の姿があまりにも美しく、涙が出そうなくらいの感動でした。やっぱり空を飛ぶ夢は気持ちが良くて、夢見もいいです。

 

しかし、見るのはいい夢ばかりとはいかず・・・大洪水、大地震、大爆発といった、気が滅入るような夢も。

大洪水の夢にも色んなパターンがあります。

例えば、どうも家の近所の川が溢れたようで、大変だ!と思って見回したところ、周りは川ではなく、なんと海! 轟々と音を立てながら、あちこちで濁流が渦を巻いているではありませんか。

あるいは・・・遠くから大津波がやって来るのが見える。まあこっちは高台にあるお城の天守閣にいるから大丈夫だろうとタカをくくっていたところ、近づいてきた津波を見たら、なんと高さが1000M超!全然ダイジョーブじゃないやん!一貫お終わりや〜!と思いきや、天守閣が外れて、箱舟のように波間にプカプカ浮かんで助かる、とか。

 

大爆発の夢は、オフィスビルもあれば飛行機もありで、ダイハード並みに、これまで夢の中で一体何度死んだことか。

あとよく見るのが教師時代の夢で、もう3学期も終わるというのに、教科書が1学期分も終わっていないとか。

自分が高校生をもう一回やることにあり、2回目だから楽勝だろうと思ったら、勉強が全然わからなくてついていけないとか。

書芸塾の夢もよく見ます。遅刻するとか、準備が間に合わないとか。

まあ、心の底に何か焦りのようなものがあって、それがそうした形で夢になって表れて来るのかもしれませんね。

夢も見ずにぐっすり眠れる人が羨ましい一方で、やはり夢には何か不思議な効力があるような気もして、楽しみでもあり、恐ろしくもあり・・・

 

 

SOGEN

青いバナナの夢  A Blue Banana`s Dream  

2018/ H200xW148mm/  画仙紙・墨・アクリル